「首都圏では横浜や立川に加え、東京駅目の前の丸ビルにもお店を構える「garage TOKYO」を運営する、株式会社ガレージの代表である二村氏に、砧花き市場の扱う珍しい商品や仕入れ先に選んだ理由などについて、お話を伺いました。
garage TOKYOについて
弊社は愛知県豊橋市に本店を置く園芸店で、garage、Rust、noniの3つのブランドショップを多数展開しています。
garage TOKYOは東京駅のすぐ目の前に位置する丸ビル4階に入っている店舗で、どこを切り取ってもおしゃれに見える空間づくりを意識しています。お店の窓からは東京駅舎を望むこともできます。
お店では、観葉植物や多肉植物、塊根植物などのほか、雑貨なども扱っています。
期待する以上の協力体制に驚き
弊社は、3年ほど前に関東への初出店を計画していましたが、当時は関東エリアにツテがなく、さまざまな市場とお話をする中で砧花きと出会いました。
それまで市場では商品を集め、ほかの細かい業務は仲卸に依頼するのが当然だと思っていましたが、砧花きでは、商品の確保だけでなく、日々の運搬業務などのほかのことにも協力してくれるというのに驚きました。
新規出店という一番大変な時期に、こちらの想像以上のことをやってくれるとわかったので、仕入れ先に選びました。
砧花きからは、主に一点ものの観葉植物や器などを仕入れています。
“弊社スタッフ”のような存在
新規出店に向けて奮闘していた当時、ちょうどそのタイミングで新型コロナウイルスが流行し、オープンが延期になるなど、とにかくバタバタで大変でした。
そんなときも、砧花きスタッフの皆さまはまるで”弊社のスタッフ”であるかのように、さまざまな細かいところまで気を利かせてフォローしてくれました。
そうした協力があったからこそ、なんとか苦境を乗り切ることができました。
希少価値のある一点ものの品揃えも豊富
また、こちらが言わずとも、珍しい一点ものの植物などを提案してくれたり、さまざまな情報を共有してくれることについても、とてもありがたく思っています。
生産者の立場からすれば、市場を通してその植物がどんな小売店に買われて、どんな消費者の元へ届くのか、ということはとても大事なことだと思います。
砧花きも普段からその気持ちを汲み、先のことまで考えて動いているからこそ、生産者とのいい信頼関係が成り立っている。だからこそ、希少性の高い一点ものの植物も仕入れることができるのだろうな、と感じています。
植物の価値をしっかりと消費者へ伝えたい
弊社としても、さまざまな人の想いのつまった植物を大切に扱い、その価値や魅力をしっかりとお客様に伝えていけるよう努めます。
また、今後はもっと新しいことにも挑戦していきたいと思っているので、そこもぜひフォローをしてもらいながら、一緒に花き業界をどんどん盛り上げていきたいなと思っています。