練馬にお店を構える「オザキフラワーパーク」の代表取締役社長である尾崎氏に、砧花き市場の商品の質やスタッフの目利き力について、お話を伺いました。
オザキフラワーパークについて
弊社は、東京練馬区にある都内最大級のガーデンセンターで、敷地総面積は3000坪ほどあります。
お店では、身近な花苗から貴重な珍奇植物まで、さまざまなジャンルの植物を扱っていて、国内屈指の品ぞろえを誇ります。
店内はジャングルのように植物が生い茂っており、「買える植物園」と称されることもあります。
ベテランスタッフの確かな目利き力
砧花きからはさまざまな植物を仕入れていますが、特に観葉植物が多いです。
弊社から砧花きまでは物理的に近い距離にありますので、私も実際に市場へ出向いて直接小物を見てまわることも多くありますが、いつ行ってもやはり質のいいものがそろっています。
都心という場所柄、目の肥えた卸売業者も多く出入りしていると思うので、さすが良い植物を集めているなと感心しています。
長年の仕入れ経験があり、目利き力のあるスタッフが多くいるというのも、大きく影響しているのではないでしょうか。
生産者との信頼関係があるからこそ保たれる高品質
この業界では人との関係性はとても大切です。足を運んでナンボという風潮がありますから、質のいいものをたくさん確保する、というのは意外と難しいことです。
ところが砧花きの場合は、コストをかけてでも生産者の元へ頻繁に出向き、うまく信頼関係を築いている。
ベテランスタッフの方が直に産地に入り込んで、うまくコミュニケーションをとっているからこそ、質の良いものをある程度の数量確保できているのだと思います。
観葉植物だけでなく、とある草花でも、日本一ともいえる生産者さんとも長年良好な関係を築いていますよね。だからこそ、他には流通しないようなものも、砧花きには入ってくるのでしょう。
全国的に見てもそういう市場は少ないですから、弊社としてはその点もとても信頼しています。
多くのお客様を喜ばせたいという想い
弊社では、お店に足を運んでくれたお客様に喜んでもらうため、とにかく質のいい植物だけを集めるように心がけています。それが、多くの方に植物の魅力を知ってもらうきっかけにもなると思っています。
中高年の方だけでなく、これまでは園芸にあまり興味を持っていなかった若い世代をも呼び込める業界にしていきたいと思っているので、今後も良い植物を期待しています。